サッカーW杯審判のソマリア人、米入国拒否され英雄扱い バレ首相も慰労
サッカーW杯審判のソマリア人、米入国拒否され英雄扱い

サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に参加する予定だったソマリア人の審判、オマル・アルタン氏(34)が、米国に入国を拒否された事件で、同氏が10日に帰国し、首都モガディシオの空港で大勢の市民から熱烈な歓迎を受けた。バレ首相も直接出向いて慰労し、英雄視する発言を行った。この模様を欧米メディアが伝えている。

英雄としての帰国

アルタン氏はソマリア人として初めてW杯の審判を務める予定だったが、米国入国審査で11時間にわたる聴取を受けた後、入国を拒否された。帰国した同氏を空港では多くの市民が「英雄」と称えて出迎え、バレ首相も直接会って励ました。首相は「彼は歴史に名を刻んだ。夢が打ち砕かれることはない」と述べ、アルタン氏の功績を称えた。

アルタン氏の決意

アルタン氏は次回大会への意欲を示し、出迎えた市民らに対し「落胆しないでほしい。祖国のために立ち上がり続ける」と訴えた。その後、モガディシオのスタジアムでは数千人のファンが集まり、同氏を歓迎するセレモニーが行われた。

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入国拒否の背景

アルタン氏は有効なビザ(査証)を携帯していたにもかかわらず、入国審査で長時間の聴取を受けた。米当局者は拒否の理由について「テロ組織構成員と疑われる人物らとの関係」と説明したが、その真偽は明らかになっていない。ソマリア国内では、この処遇に対する批判の声が上がっている。

今回の出来事は、国際社会における入国管理の厳格化と、スポーツと政治の交錯を浮き彫りにした。アルタン氏は今後も審判としてのキャリアを続け、次回W杯での審判復帰を目指すとしている。

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