森保監督、冨安健洋のW杯選出に条件付きで可能性を示唆
サッカー日本代表の森保一監督が4月7日、欧州視察から帰国し、羽田空港で取材に応じた。その中で、負傷離脱を繰り返しているDF冨安健洋(アヤックス)の2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会へのメンバー選出について、明確な余地を残す発言を行った。
「100%の状態にできる計算が立つなら考える」
森保監督は冨安の選出に関して、「大会期間中に100%の状態にもっていける計算が立つのであれば、もちろん考えていきたい」と述べた。これは、選手のコンディションが最高水準に回復する見込みがあれば、招集の可能性があることを示唆するものだ。
冨安は今年3月の英国遠征において、約1年9カ月ぶりの代表復帰が期待されていた。しかし、選出後に再びけがを負い、参加を見送らざるを得なかった。この遠征は、6月に開幕するW杯前の最後の代表活動となる予定だったため、その欠場は大きな痛手となっている。
長期離脱中の選手たちへの配慮も表明
また、森保監督は現在長期離脱中のMF遠藤航(リバプール)とFW南野拓実(モナコ)についても言及した。両選手の回復具合については慎重に注視していく方針を明らかにし、「本人たちが落ち着いてリハビリできる環境をつくってあげることが大切だ」と語った。
これは、無理な復帰を促すのではなく、選手の健康と長期的なコンディションを最優先に考える姿勢を示している。代表チームとして、個々の選手の状態に細やかな配慮を払いつつ、W杯に向けた準備を進めていく考えだ。
欧州視察を終え、今後の方針を模索
森保監督は今回、欧州に滞在し、海外でプレーする日本代表候補選手らの状況を直接視察してきた。その成果を踏まえ、W杯に向けた最終的なメンバー構成について、時間をかけて検討を重ねていく構えだ。
チームとしては、主力選手のけがが相次ぐ中、最強の布陣で大会に臨むための選択肢を広げる必要に迫られている。監督の発言は、そうした状況下で柔軟な対応を図る意思の表れとも解釈できる。
今後は、冨安をはじめとする離脱選手の回復経過を注意深く見守りながら、代表招集の判断を下していくことになる。サッカーファンにとっては、選手たちの無事な復帰と、W杯での活躍が強く期待される。



