サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会がまもなく開幕する。日本代表の初戦となるオランダ戦は、日本時間15日午前5時キックオフ予定。視聴方法が多様化する中、様々なメディアが4年に1度の熱闘を伝える。
テレビ中継の体制
NHK:全日本戦を地上波とBSで生中継
NHKは、地上波とBSで日本代表の全試合を生中継する。1次リーグと決勝トーナメントの計34試合を地上波で生中継するとともに、「NHK ONE」で同時配信。さらに、BSP4Kで今大会の全104試合を生中継と録画で放送する。日本戦のメイン解説を担うのは、元日本代表の本田圭佑だ。前回カタール大会では、インターネットテレビ局「AbemaTV」が「ABEMA」で配信した日本戦の解説を担当。歯に衣着せぬ本田節で多くの「語録」を残した。
その実績を買われ、今大会は公共放送による中継のキーマンに指名された形だ。NHKで開かれた記者会見では、「いまだに僕の解説の何がウケたのかわかっていない」と真情を吐露。オファーを受けた理由について「直前まで(解説を)やるつもりはなかったが、徐々にW杯に関わりたいという思いが強くなった」とし、「地上波を意識するのはよくないかなと思う。おしかりを受けるようなことを話してしまうかもしれないが、できるだけ自然体でいきたい」と熱く抱負を述べた。
日本テレビ:本田圭佑をスペシャルアンバサダーに起用
日本代表の1次リーグ第2戦「日本×チュニジア」を地上波で生中継する日本テレビも、本田を「日本戦スペシャルアンバサダー」に起用する。同局は準決勝を含む計15試合を生中継。福田博之社長は記者会見で、インターネットによるスポーツ中継の配信が増えていることを念頭に、「たくさんの方々に楽しんでほしいと放送権を獲得した。日本中に熱狂と感動を届けたい」と語った。
フジテレビ:計10試合を生中継
フジテレビは、計10試合を生中継する。1次リーグ5試合に加え、決勝トーナメントでは、日本が進出した場合の1回戦を含む5試合を放送する予定だ。
ラジオ中継の取り組み
文化放送:日本代表全試合を実況中継
時差の関係で、多くの試合が日本時間の早朝や日中に行われる今大会。文化放送は、移動中や作業中に「ながら聴き」できる「ラジオというメディアの特性をいかせる」として、日本代表の全試合を実況中継する。田中博之社長は記者会見で、1998年のフランス大会を現地で観戦したことを明かし、「日本全体が盛り上がる大型イベントもきちんと扱わないといけない。ラジオを代表するという使命感をもっている」と話した。初戦の対オランダ戦、第2戦の対チュニジア戦の解説は、元日本代表の福田正博が担当する。
ニッポン放送:日本代表戦を生中継
ニッポン放送も日本代表の対スウェーデン戦を実況生中継する。
配信サービスの展開
DAZN:全104試合をライブ配信、過去の日本代表戦も無料公開
スポーツ専門の動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」は、全104試合を日本語実況と解説付きでライブ配信する。日本代表の全試合と決勝、準決勝、3位決定戦は、無料で配信するという。さらに、過去のW杯の日本代表戦全試合を現在、無料で配信している。



