中村俊輔がフリーランス指導者として語る「引き出しを増やす」意義と若手選手との交流
中村俊輔、フリーランス指導の意義と若手選手との交流語る

中村俊輔、フリーランス指導者としての新たな挑戦と気づき

元日本代表で、セルティック(スコットランド)や横浜F・マリノスなどで活躍した中村俊輔が、読売新聞ポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に初めて音声番組出演した。かつてマリノスでチームメートだった新MC・中澤佑二との仲の良いトークを展開し、3月15日に行われた収録で現在の活動について語った。

指導の引き出しを広げるフリーランスの選択

中村は、2022年シーズンに横浜FCで現役引退後、コーチとしてチームに残ったが、昨シーズンで退団。現在はフリーランスとして、テレビ解説やアンダー世代のコーチ活動を行っている。

「このまま指導者を続けても良かったですが、S級コーチライセンス(JFA Proライセンス)を取得した後ぐらいから、もっと引き出しがほしくなりました」と中村は語る。「フリーになって海外やJリーグのチームを訪問させていただくことで、新しい発見があり、充実していますね」と、多様な環境での学びの重要性を強調した。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

アンダー世代の代表選手たちとの交流から得た刺激

指導の現場では、選手から刺激を受けることも多いという。中村は、アンダー世代のU-17の高校生とU-19のプロ1年目ぐらいの選手を短期間指導した経験について振り返った。

「代表選手たちは志が高く、そういう選手たちと触れ合えて良かったです。自分が何を伝えられるのかを考えさせられ、とてもいい時間を過ごせました」と語る。若い選手たちからは、中村の海外経験についての質問が多かったという。

「僕らの時代よりも海外に行けるチャンスが増えているので、関心が高いのでしょう。海外に行った後にどうすべきか、代表に入るために何が必要かといったことを、貪欲に聞いてくれました」と、次世代の意欲に触れた。

スコットランド戦での解説と現地での人気

今回の収録後、日本代表は欧州遠征でスコットランドとイングランドに連勝した。中村は試合をライブ配信した「U-NEXT」で解説を担当。セルティック時代にスコットランド・プロサッカー選手協会年間最優秀選手に輝いた経験を持つ中村は、現地で依然として高い人気と知名度を誇っている。

「プレッシャーですね(笑)」と語ると、中澤は「日本とスコットランドのレジェンドだから。どんな反応になるのか楽しみです」と期待を込めて応じた。

継続する「サッカーノート」の習慣

中村は、サッカーに関する気づきを日々記録する「サッカーノート」を続けているという。「気が付いたことはメモするようにしています」と習慣の重要性を語る。

きっかけは高校時代に遡る。「高校1年生の時、メンタルコーチにノートを持つよう言われました。試合の前後に目標や、試合でできたこと、できなかったことを書いて提出していました。それを評価してもらい、『交換日記』のようなやりとりをしていたんです」と振り返る。

中村は書いて残すことが自分に合っていたと語り、「その延長線でプロになっても続けていました。書いていくうちに気持ちが落ち着くんです。高校時代に『目標設定を書け』と言われ、『日本代表』と書いた時はなれると思わなかったけど、だんだん近づいてくるんですよ」と、目標達成のプロセスを説明した。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ

中澤は「私は続けることができません。頭の中で全部考えて整理するタイプです」と対照的なスタイルを明かし、中村は「まあ、きれいには取ってはいないです。ノートが小さくなったり、大きくなったりしています(笑)」と、実践的な使い方を語った。

中村のインタビュー全編は、ピッチサイド公式YouTubeチャンネルやスポティファイ、アップルポッドキャストなどで配信されている。出演者や番組へのメッセージも募集しており、リスナーからの反響を期待している。