ミラノ・コルティナ五輪 渡部暁斗の背中追う山本涼太に期待…阿部雅司が語るノルディック複合の未来
ミラノ五輪 渡部暁斗の背を追う山本涼太に期待

ミラノ・コルティナ五輪 ノルディック複合団体スプリントで日本が6位 渡部暁斗の引退と山本涼太の未来に注目

ミラノ・コルティナオリンピックは19日、ノルディック複合の団体スプリントが行われ、今季限りでの引退を表明している渡部暁斗(北野建設)と山本涼太(長野日野自動車)で臨んだ日本チームは6位という結果に終わりました。前半の飛躍(HS141メートル、K点128メートル)では3位と好位置につけたものの、後半の距離(15キロ)で順位を三つ落とす苦しい展開となりました。優勝はノルウェーが獲得し、イエンスルラース・オフテブロ選手は個人2種目を含め、今大会で3個目の金メダルを手にしました。

メダル争いの可能性と不運な転倒

日本チームは前半飛躍で首位と21秒差の3位につけ、メダルを狙える位置で後半距離を迎えました。7周目まで5人の先頭集団に加わり、余裕を持ってついていくことができました。板の仕上がりが良く、上りで離されても下りでスーッと追いつく場面が何度も見られ、高い競争力を示しました。

しかし、終盤の8周目で山本涼太選手が前を走るドイツ選手の転倒に巻き込まれ、自らも倒れてしまうアクシデントが発生しました。不運だったのは、ポールを1本落とし、板も折れて交換を余儀なくされたことです。転倒だけなら集団に復帰してメダルの可能性も残されていましたが、このトラブルが響き、順位を大きく落とす結果となりました。本人たちの悔しさは計り知れないものだったでしょう。

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渡部暁斗の偉大なキャリアと山本涼太への期待

渡部暁斗選手は最後まで彼らしい戦いを見せました。長年にわたり、ノルディック複合界を引っ張ってきた存在で、野球界でいうとイチロー選手のようなスターでした。その取り組みや考え方は常に立派で、多くの後進に影響を与えてきました。

一方、ジャンプ界では小林陵侑(チームROY)に加え、二階堂蓮(日本ビール)という新たなスターが台頭しています。オリンピックでの存続危機が指摘されるノルディック複合においても、早急に次のスターを育てることが求められています。引退する渡部暁斗の役割を、その背中を追い続けてきた山本涼太に期待したいという声が高まっています。山本選手は今回の不運を乗り越え、今後の活躍が期待される若手選手です。

競技環境と今後の展望

珍しく平地でドイツ選手が転倒した背景には、降雪による雪の軟らかさが影響したと考えられます。また、スプリント種目では1周1.5キロを全力で走るため、脚がパンパンになり、もつれることも要因の一つでしょう。こうした条件は選手たちにとって厳しい挑戦となりました。

ゴール後、渡部暁斗と山本涼太は肩を組んで笑顔を見せ、チームの絆を感じさせる一幕がありました。今回の経験を糧に、山本選手がノルディック複合の新たなリーダーとして成長し、国際舞台で活躍することが期待されています。阿部雅司氏(リレハンメル五輪団体金メダリスト)は、山本涼太の今後の活躍に大きな期待を寄せています。

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