深田茉莉、冬季五輪最年少金メダルに輝く!兄の献身的なサポートが支えに
2026年2月18日、ミラノ・コルティナオリンピックのスノーボード女子スロープスタイル決勝で、深田茉莉選手(19)が金メダルを獲得しました。これは冬季オリンピックにおける日本女子選手として最年少での金メダル獲得という快挙です。本格的に競技を始めて約6年で世界の頂点に上り詰めた彼女の成功には、練習熱心な性格と、それを支えた兄の渚さん(22)との二人三脚の日々が大きく貢献しています。
スノーボードへの情熱は兄の影響から始まった
深田選手がスノーボードに興味を持ったのは7歳の頃でした。兄の渚さんが滑る姿を見て「かっこいい」と感じ、自らも始めました。渚さんの後ろについて小さいジャンプを跳んだり、障害物コースを滑ったりするうちに、彼女は夢中になっていきました。中学2年生の13歳の春には、本格的にスロープスタイルに取り組み始め、現在もコーチを務める佐藤康弘さん(51)の指導を兄妹で受け、切磋琢磨し合いました。
兄の決断:競技をやめて妹を支える道へ
深田選手の非凡な才能にいち早く気づいたのは、最も近くで滑っていた兄の渚さんでした。「茉莉はいずれ世界で戦う」と確信した渚さんは、2022年4月に都内の大学への進学を機に、自身の競技としてのスノーボードをやめ、妹をサポートする道を選びました。それまでは週末を中心に愛知県内の自宅から埼玉県熊谷市の練習拠点に通っていましたが、深田選手が平日も練習できるように拠点近くに家を借り、兄妹での二人暮らしを始めました。渚さんは料理を作ったり送迎をしたりと、1日10時間も練習に没頭する妹をそばで支え続けました。
世界デビューから五輪金メダルまでの軌跡
2022年12月、兄の目が確かだったことが証明されました。米国で開催されたワールドカップのビッグエア第3戦で、深田選手は初出場初優勝という鮮烈なデビューを飾り、当時15歳での快挙に「新星が現れた」と周囲を驚かせました。2024年から2025年にかけての五輪プレシーズンには、佐藤コーチから「深田選手のメンタルが安定する」と言われ、渚さんは海外で開かれたワールドカップ3戦に初めて同行。深田選手は2戦で優勝、1戦で2位という好成績を残し、「お兄ちゃんの前でかっこいいところを見せたいから頑張れた」と振り返っています。
初めての五輪の大舞台では、9日のビッグエア決勝で9位に終わり、深田選手は家族の前で泣き崩れました。しかし、渚さんたちから「茉莉ならできる」と鼓舞されて迎えた18日のスロープスタイル決勝では、圧巻の滑りを見せて金メダルを手にしました。表彰式後、家族がハグして喜ぶ中、深田選手は号泣し、渚さんは「悔し涙がうれし涙になってよかったね」と声をかけました。夢をかなえた妹は、あふれ出る涙が止まらなくなったのです。
この金メダルは、深田茉莉選手の努力と才能だけでなく、兄の献身的な支えがあってこそ実現したものでした。二人の絆が生み出した輝かしい瞬間は、スポーツ界に新たな感動をもたらしています。



