ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで新競技スキーモが開幕、高速トランジットに注目
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは19日、今大会で唯一の新採用競技となる「山岳スキー」(スキーモ)の開催を迎えた。スキーで滑るだけでなく、上り坂を駆け上がる技術を駆使してタイムを競う過酷なレースに、SNSではスタート前から大きな注目が集まっている。
スキーモとは? スキーと登山を融合したユニークな競技
スキーモは、山岳エリアに設定された標高差のあるコースをスキーで登り降りして着順を競う競技だ。コースの途中には、スキーを担いで登るエリアもあり、スキーと登山を組み合わせたような特徴を持つ。ヨーロッパで特に人気が高く、今大会では、スプリントの男子と女子、そして混合リレーが実施され、男女合わせて36人の選手が出場する。
見どころは「トランジット」、雪上のF1とも称される高速動作
最大の見どころは、「トランジット」と呼ばれる動作を切り替える際の道具の着脱シーンである。例えば、坂を上る際はスキーに滑り止めの「シール(スキン)」を取り付け、下りではシールを外して滑降する。この一連の動作は、わずかなミスが勝敗を左右することから、「雪上のF1」と称されることもある。
シールは、かつてはアザラシの毛皮などで作られていたが、現在は合成繊維製が主流で、ルールによるとスキー板の40%以上を覆わなければならない。シールをコース上に放置したり、背負うバックパックの中にスキーが正しく固定されていなかったりすると、タイム加算のペナルティーが課されるため、選手たちは細心の注意を払う必要がある。
混合リレーは戦略性が鍵、日本人選手の出場はなし
コースで行われる混合リレーは、男女一人ずつが登坂と滑降をそれぞれ2回行ってタイムを競い、ペース配分などの戦略性も求められる高度な競技だ。残念ながら、日本人選手の出場はないが、19日夕方からは男女のスプリントのテレビ中継が行われる予定である。
また、同日朝のフジテレビ系情報番組「めざましテレビ」のアニメ「紙兎ロペ」でスキーモが紹介されたことを受け、SNSでは「今日!!スキーモがあるではないか!!!」「スキーモが楽しみ過ぎてワクワクワクワク」といった期待の声が多数寄せられた。
競技時間と今後のスケジュール
スプリントレースの競技時間は、およそ3分半と短く、高速での駆け引きが魅力だ。一方、21日に行われる混合リレーの競技時間は、30分から1時間程度と長めで、持久力とチームワークが試される。初めて五輪の舞台に登場するこの新競技を、ぜひ見逃さないようにしたい。



