ミラノ・コルティナ五輪 スノーボード男子スロープスタイル決勝、日本勢がメダルに挑む
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックは2月18日、スノーボード男子スロープスタイルの決勝が行われた。日本からは、ビッグエアで銀メダルを獲得した木俣椋真(YAMAZEN)と、長谷川帝勝(TOKIOインカラミ)が出場し、日本勢として初めてのメダル獲得を目指して戦った。本稿では、試合の模様を速報で詳しくお伝えする。
日本勢の決勝進出とメダルへの期待
スノーボード男子スロープスタイルには、当初4人の日本選手が出場予定だった。しかし、ビッグエア金メダリストの木村葵来(ムラサキスポーツ)は予選14位で決勝進出を逃し、「スピンマスター」の異名を持つ荻原大翔(TOKIOインカラミ)はけがのため予選出場が叶わなかった。その中で、木俣椋真は予選4位、長谷川帝勝は予選9位でともに決勝に進出し、メダル獲得への期待が高まっていた。
木俣椋真は、2022年北京五輪で代表入りを逃し、一時は引退も考えたという苦労人だ。強化選手から外れ、自費で海外遠征したシーズンもあったが、「五輪で何も達成せずに終われない」との思いでビッグエア銀メダルを獲得。今回は2種目目のメダルを目指して臨んだ。
一方、長谷川帝勝はビッグエアとスロープスタイルの2種目で金メダルを目指すと表明しており、読売新聞の取材では「勝ち方にこだわりたい。ドラマ性やストーリーが大切」と語っていた。彼の独特なファッションセンスや、レアスニーカーを履く「らしさ全開」のエピソードも注目を集めている。
スロープスタイル種目の概要と日本勢の挑戦
スノーボード・スロープスタイルは、下り坂に設置された障害物やジャンプ台を駆使して技を競う種目で、2014年ソチ五輪から採用された。しかし、男女通じて日本人選手が表彰台に上がったことはなく、今回の木俣と長谷川の出場は歴史的なチャンスとなった。
また、長谷川帝勝が所属する「TOKIOインカラミ」は、女子ビッグエア金メダリストの村瀬心椛や男子ハーフパイプの平野歩夢など、多くの有力選手を抱えることで知られている。その組織の詳細はあまり知られていないが、スノーボード界における重要な存在として注目されている。
技名の由来と選手たちの思い
スノーボードの技名には、「ジャパン」や「メロングラブ」など風変わりなものが多い。これらはスケートボードの競技団体による選手へのリスペクトが込められて決められており、競技の文化的な側面を象徴している。
けがで欠場した荻原大翔は、自身のSNSで「通常生活において支障がない状況ではありますが、スロープスタイルのコースの衝撃には厳しい状況でした」と状況を説明し、仲間へのエールを送った。また、女子スロープスタイル決勝は悪天候のため延期され、男子競技終了後に日本時間午後10時30分からスタートする予定だった。
今回の決勝は、日本勢のメダル獲得への熱い戦いが繰り広げられ、スノーボードファンにとって忘れられない瞬間となった。木俣椋真と長谷川帝勝の活躍に、多くの期待が寄せられた。



