高木美帆、全てを懸ける本命種目1500mで未到達の頂点へ
スピードスケート女子の高木美帆(31)=TOKIOインカラミ=が、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの最終レースとなる女子1500mに20日、挑む。今大会で自身が最も力を注いできた本命種目であり、「強い気持ちで勝ちに行く」と宣言している。未だ到達していない頂点を、真っすぐに見据えている。
北京五輪の悔しさをバネに
前回の北京冬季オリンピックでの記憶は、今も鮮明に残っている。序盤から動きが硬く、本来のしなやかさを発揮できなかった。ヨハン・デビットコーチ(46)が新型コロナウイルス感染で不在だった影響も感じさせた。結果は2大会連続の2位。絶好調で優勝候補筆頭と目されていただけに、「私も、見ている人も苦しくなるレースだった」と悔やんだ。引退を予想する声も少なくなかったが、数カ月後、現役続行を表明した。
自らチームを結成し準備
翌春には、オリンピックの1500m制覇を目指すと宣言し、新たなチームを結成。自らスポンサー探しに汗をかき、レベルの高い練習環境を求めて男子中距離の有力海外選手を加えるなど、現役選手の枠を超えた行動に、その思いの強さがにじみ出た。
最終戦へ胸を高鳴らせる
今大会で三つ目の銅メダルを手にした17日の団体追い抜き後、高木は「どんなにしんどくても、自分の気持ちをつないだのは1500mの存在だった」と語り、大一番へ胸を高鳴らせた。全てを注ぎ込む本命種目で、未到達の頂点を目指す決意が固い。



