マリニン、4回転半失敗で転倒連鎖…ミラノ五輪男子フリー15位に沈む
マリニン、4回転半失敗で転倒連鎖…五輪15位

マリニン、4回転半の失敗で連鎖転倒…五輪男子フリーで15位に沈む

ミラノ・コルティナオリンピックは13日(日本時間14日)、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位のイリア・マリニン(アメリカ)がミスを連発し、驚きの15位に終わった。マリニンは演技後、「何が起きたのかわからない」と茫然自失の表情を見せ、金メダル獲得の期待を大きく裏切る結果となった。

SP首位から一転、連鎖するミスで崩壊

手堅く勝利すると見られていたマリニンだが、フリーでは冒頭のフリップジャンプを成功させたものの、続く4回転半(クワッドアクセル)で1回転に留まる大失敗。これが引き金となり、その後2度の転倒を繰り返すなど演技が崩壊し、順位を大きく落とした。本人は「緊張と重圧で押しつぶされそうになった」と心境を明かし、公式戦の個人優勝から約1年ぶりの敗北に戸惑いを隠せない様子だった。

鍵山優真が銀メダル、佐藤駿が銅メダルを獲得

一方、SP2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ)はフリーで伸び悩んだものの、銀メダルを獲得。SP9位の佐藤駿(エームサービス)はフリーで追い上げを見せ、銅メダルを手にした。三浦佳生(オリエンタルバイオ)は13位に終わり、金メダルはミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)が獲得した。マリニンの失速により、メダル争いは予想外の展開となった。

「4回転の神」の苦悩と今後の課題

マリニンは「4回転の神」とも呼ばれる21歳の有望選手で、新時代の旗手として快進撃を続けてきた。しかし、今回の五輪では4回転半の挑戦が裏目に出て、残酷な現実を突きつけられた。本人は「今は、何が起きたかを確認し、これからどうしていくべきかを考えるしかない」と語り、敗北から学ぶ姿勢を示している。この結果は、フィギュアスケート界に衝撃を与え、マリニンの今後の成長に注目が集まる。