プロバスケットボールBリーグ1部の千葉ジェッツで長年にわたり活躍し、今季限りで現役を退いた西村文男さん(39)の引退試合が3日夜、千葉県船橋市の船橋アリーナで行われた。台風接近による悪天候にもかかわらず、歴代のチームメートやファンら約4600人が集まり、花道を見届けた。
「Mr.ジェッツ」と呼ばれた12年
西村さんは2014年にジェッツへ加入。チーム歴代最長の12年間在籍し、攻撃的ポイントガードとして天皇杯3連覇やリーグ優勝に大きく貢献した。ファンからは「Mr.ジェッツ」の愛称で親しまれ、その存在はチームの象徴とも言えるものだった。
引退試合の模様
試合は、ジェッツの現役選手が中心の「チームレッド」と、OBらで構成する「チームホワイト」が対戦。リーグ優勝時にヘッドコーチ(HC)を務めた大野篤史さん(現・三遠ネオフェニックスHC)や、かつて共にプレーした大倉颯太選手(現・アルバルク東京)らも駆けつけ、華を添えた。
現役中はコート上でポーカーフェースを崩さなかった西村さんだったが、この日は前後半で両チームを行き来しながら、終始笑顔で最後のプレーを楽しんだ。試合終了間際にはコーナーから3点シュートを沈め、会場を大いに沸かせた。
セレモニーでサプライズ発表
試合後のセレモニーでは、西村さんの背番号「11」がチーム史上2人目の永久欠番になることと、来季からアドバイザリーコーチに就任することが発表された。このサプライズに西村さんは感慨深い表情を見せ、ファンからは大きな拍手が送られた。
西村さんの引退はジェッツにとって一つの時代の終わりを意味するが、コーチとして新たな形でチームに貢献することになる。今後の活躍にも注目が集まる。
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