三重県で大規模防災訓練 南海トラフ地震後の豪雨災害を想定
三重県・同県いなべ市・同県木曽岬町の総合防災訓練が8日、いなべ市を主会場に行われました。この訓練は、南海トラフ地震が発生した1週間後に豪雨災害が重なるという厳しい状況を想定して実施され、県や県警、消防、企業など官民112団体から約1000人が参加しました。参加者たちは、救助活動や被災状況の把握など、多岐にわたる防災手順を確認し、連携の強化を図りました。
救助訓練とトリアージの実施
訓練では、いなべ市の藤原文化センターを中心に、土砂に巻き込まれた家屋や車に閉じ込められた人々の救助訓練が行われました。消防署員らが指揮を執り、災害救助犬も投入されて、残された人がいないか丁寧に捜索しました。また、応急救護所が開設され、医師や医療関係者が治療の優先順位を決める「トリアージ」の訓練を実施しました。これにより、限られた医療資源を効率的に活用する手順が確認されました。
陸上自衛隊のヘリコプターによる散水も
さらに、陸上自衛隊のヘリコプターが上空から散水を行う訓練も行われ、大規模災害時の支援体制が実践的に検証されました。訓練後には、三重大の川口淳教授(地域防災学)が講評を行い、「地震後に雨の災害が起こる厳しい状況が設定された訓練ですが、各団体が協力し合って、適切に実施できていた」と評価しました。この訓練を通じて、官民連携の重要性と防災対応の向上が改めて強調されました。



