平群町の山腹に幻想的な電照菊、小菊生産量日本一の夏の風物詩
平群町の山腹に幻想的な電照菊、小菊生産量日本一

平群町の山腹に浮かぶ幻想的な光

奈良県平群町の山の中腹などで、この時期になると夜間に赤や白の幻想的な明かりが浮かび上がる光景が見られる。これは「電照菊」を栽培するための照明であり、地元では「平群のキクミネーション」とも呼ばれ、見物客が訪れる夏の風物詩となっている。点灯は6月10日頃まで続く予定だ。

日本一の小菊生産量を誇る平群町

県北部農業振興事務所などによると、平群町の夏秋期の小菊生産量は日本一であり、約100軒の農家が栽培に取り組んでいる。菊は光が当たる時間が長いと開花が遅くなる特性を持つため、約30軒の農家が夜間にLED電球を点灯し、8月のお盆の時期に花が咲くよう調整している。

農家の取り組みと出荷見込み

電照菊を栽培する松村容嘉さん(63歳)は、約45アールの畑で栽培を行っている。3メートル間隔で電球をつるし、5月初めからは午後9時頃から約5時間照明を当てている。今年は18万本の出荷を見込んでおり、「この方法で驚くほど同じ時期に一斉に花が咲くので効率的に収穫できる。今年も良い小菊が育っている」と話す。

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SNSで話題の「キクミネーション」

沖縄県でも同様の栽培法が行われ「キクミネーション」として名物となっているが、平群町でもSNSなどで話題となり、週末には家族連れやカップルが見物に訪れる姿が見られる。幻想的な光景は訪れる人々を魅了している。

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