大分県別府市の日本有数の温泉地で、宿泊施設から出た不用品をアート作品として再生するユニークな取り組みが行われている。
「杉乃井ホテル」の廃材活用
「別府温泉 杉乃井ホテル」では、大規模改修工事に伴い閉館した宿泊棟で使用されていた備品を再利用したアート作品が完成した。座いす42個とげた21足などを使い、全長3.6メートル、幅1.4メートル、高さ1.7メートルのオオカミをモチーフにしたオブジェが制作された。
アーティストの加治聖哉氏
この作品は、新潟県を拠点に廃材を用いた作品づくりを手がける加治聖哉さんが担当。加治さんは、廃棄される素材に新たな命を吹き込むことで、資源の有効活用と環境問題への意識向上を目指している。
オブジェは、売店や大浴場を備える「杉乃井パレス」1階に展示されており、宿泊客や観光客の目を楽しませている。
地域の取り組み
別府市では、観光地としての魅力を維持しつつ、持続可能な社会の実現に向けた様々なリサイクル活動が進められている。今回のアート作品は、その一環として注目を集めている。
ホテル関係者は「不要になった備品が、アートとして生まれ変わることで、多くの人に喜んでもらえる。今後も環境に配慮した取り組みを続けたい」と話している。



