三重県内で4日午前から発生した大規模な停電は、同日正午過ぎまでにほぼ復旧した。中部電力パワーグリッドの発表によると、停電の原因は松阪市にある南勢変電所での設備交換作業中に生じたトラブルだった。
開閉器の不具合が原因
同社によれば、南勢変電所では予定されていた設備の交換作業を実施していたが、電気の流れを切り替えるための「開閉器」が正常に作動しなかったという。この技術的な不具合により、広範囲にわたって電力供給が停止する事態に発展した。
最大約20万戸が影響
停電の影響は県内9市町に及び、特に伊勢市、志摩市、鳥羽市、松阪市などで顕著だった。中部電力パワーグリッドの集計では、最大で19万8353戸の家庭や事業所が電力の供給停止に見舞われた。これは三重県内の相当数の世帯に影響を与える規模であった。
停電発生時には、伊勢市内の道路では信号機が消灯するなど、交通にも支障が生じた。市民生活や経済活動に与えた影響は少なくないとみられる。
復旧作業の経緯
中部電力パワーグリッドは原因を特定後、緊急の復旧作業を実施。午前中から続いていた停電は正午過ぎまでに解消され、電力供給が再開された。同社は今後の再発防止策について検討を進めるとしている。
今回の停電は、電力インフラの維持管理の重要性を改めて浮き彫りにする事例となった。地域住民からは早期の復旧を求める声が上がっていたが、比較的迅速な対応が行われた形だ。
