東京スカイツリーでエレベーター閉じ込め事故、20人が深夜に金属板で救出
スカイツリーでエレベーター閉じ込め、20人が深夜救出 (23.02.2026)

東京スカイツリーでエレベーター閉じ込め事故、20人が深夜に金属板で救出

東京都墨田区押上の東京スカイツリーで22日午後8時20分ごろ、エレベーター内で閉じ込め事故が発生した。運営会社の東武タワースカイツリーによると、エレベーターが地上約30メートルで停止し、女児2人を含む男女計20人が閉じ込められた。約5時間半後の23日午前2時ごろ、全員が救出され、けが人や体調不良者は確認されなかった。

深夜の救出作業、金属板を渡して乗り移る

救出作業は23日午前1時15分ごろに開始された。消防隊員らが別のエレベーターを同じ高さに横付けし、両基の緊急用ドアの間に長さ1.2メートル、幅40センチのステンレス製の板を渡した。閉じ込められた人たちはこの板を伝って乗り移り、全員が移ったエレベーターで5階出入り口まで降りて脱出した。現場でメディカルチェックが行われ、希望者には同社がホテルやタクシーを手配した。

定期点検では異常なし、原因調査中

同社によると、16日に実施した定期点検では異常はなかったという。事故の原因は現在調査中である。今回の事故では、地上350メートルの「天望デッキ」と4階をつなぐエレベーター4基のうち、2基が停止した。下降中だった1基の乗客が閉じ込められ、もう1基は客は乗っていなかった。エレベーターと外部との連絡装置はつながらず、乗客が携帯電話で連絡を取っていた。簡易トイレや非常用飲料水、ブランケットは備えられていた。

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過去にもトラブル、1200人が一時取り残される

事故の影響で、天望デッキとその上の地上450メートルにある「天望回廊」にも一時、計1200人が取り残された。発生から約2時間半後の22日午後11時ごろ、動いているエレベーターで全員が地上に降りた。スカイツリーのエレベーターでは過去にもトラブルがあり、2017年には27人が18分間閉じ込められ、2025年には36人が29分間閉じ込められた。2025年の事故はセンサーの不具合が原因と判明している。

臨時休業とチケット払い戻し対応

同社は23日、スカイツリーを臨時休業としエレベーターを総点検した。24日も点検継続のため休業する。事前購入の入場チケットは払い戻しの対応が行われる。チケット販売窓口では23日、休業案内を見てから引き返す観光客が相次いだ。埼玉県熊谷市から子ども2人と遊びに来たという女性(38)は「点検になっていたとは知らなかった。初めて上るつもりだったのに残念」と話した。

スカイツリーは高さ634メートルの電波塔で、エレベーターは定員40人、約50秒で天望デッキに到達できる。事故を受けて同社は「ご心労をおかけしてしまい、心よりおわび申しあげます」とのコメントを出した。今後の安全対策と再発防止が求められる事態となっている。

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