福岡県内の中小組合、賃上げ額が過去最高を記録 人手不足で賃金格差是正が進む
連合福岡は6日、2026年春闘の中間集計結果を発表しました。それによると、福岡県内で回答を得た57組合のうち、組合員300人未満の中小組合(23組合)の平均賃上げ額が1万5481円となり、前年同期と比べて1135円高く、比較可能な2015年以降で最高額を記録しました。
中小組合の賃上げ率は5.41%、積極的な賃上げが広がる
この賃上げ額は、基本給を底上げするベースアップと定期昇給相当分を合わせたものです。賃上げ率では5.41%となり、人手不足が深刻化する中、大手企業との賃金格差を埋めるために、中小企業で積極的な賃上げが広がったとみられます。連合福岡は、「企業が取引先との価格転嫁を通じて、賃上げの原資確保を着実に進めた結果だ」と分析しています。
大規模組合の賃上げ額は減少も、高水準を維持
一方、組合員300人以上の大規模組合(34組合)の平均賃上げ額は1万7055円で、前年比1823円の減少となりました。賃上げ率は5.25%で、近年の最高水準だった前年(6%超)を下回りましたが、連合側が目指す「5%以上」を3年連続で超える高水準を維持しています。
この結果は、福岡県内の労働環境が、中小企業を中心に賃金改善の動きが加速していることを示しています。人手不足の影響で、企業が賃金競争力を高めるために積極的な対応を取る傾向が強まっており、今後の春闘の行方にも注目が集まっています。



