ケイリーパートナーズ社長・鷲谷恭子の歩み:限られた時間から広がる可能性
ケイリーパートナーズの社長を務める鷲谷恭子氏は、ユニークなキャリアの出発点を振り返る。かつては1日2時間しか働けない状況からスタートしたという。この制約は、逆に効率的な時間管理と優先順位付けのスキルを磨く機会となった。鷲谷氏は「もっと母と過ごしたかった」と語り、家族との時間の大切さを改めて実感した経験が、後の働き方改革への原動力となった。
表彰式での決意とスキルアップへの執念
ある表彰式での体験が、鷲谷氏の覚悟を固める契機となった。そこで感じた「女性代表として扱われる違和感」は、性別ではなく個人の能力や貢献が評価される社会を目指すきっかけに。この思いから、スキルアップを諦めず、常に学び続ける姿勢を貫いている。鷲谷氏は「多様性を尊重することこそが、真のイノベーションを生む」と強調する。
古里・福島への回帰と震災後の葛藤
古里である福島に戻ったことで、鷲谷氏は地域の魅力に改めて気付いたという。しかし、東日本大震災後の選択には大きな葛藤が伴った。被災地の復興と自身のキャリアのバランスを模索する中で、子どもや地域の笑顔を増やす活動に力を注ぐ決意を固めた。この経験が、社会貢献とビジネスを両立させる現在の経営哲学の基盤となっている。
専業主婦の経験を職歴として活かす
鷲谷氏は、専業主婦の経験も立派な職歴であると主張する。家庭でのマネジメント能力や調整力は、ビジネスの現場でも大いに役立つという。形を変えながらも人々に寄り添う姿勢を大切にし、「当たり前を疑うこと」で新たな道を切り開いてきた。この考え方は、ケイリーパートナーズの多様な人材活用にも反映されている。
鷲谷恭子氏のストーリーは、限られた環境からでも可能性を広げ、多様性を尊重する経営で社会に貢献する道を示している。福島を拠点に、地域と共に歩む姿勢が、今後のさらなる活躍を約束する。



