毎日新聞社、元役員のセクハラ行為を公表 タクシー車内でのキス問題で謝罪
毎日新聞社は2026年4月3日、約10年前に同社の取締役を務めていた男性(既に退任)が、社内の女性に対してセクハラ行為を働いていたことを明らかにしました。同社はこの問題について、外部弁護士の協力を得て調査を実施し、女性の訴えに一定の真実性があると判断しました。
セクハラ行為の詳細と男性の反応
発表によると、男性は懇親会終了後のタクシー車内で、女性の意に反してキスをするなどの行為を行いました。調査に対し、男性は当時飲酒しており、「酔っていて覚えていない」と説明しましたが、毎日新聞社は女性の証言を重視し、事実関係を認めました。
組織的な対応の不備と謝罪コメント
問題が発覚した際、女性は上司らに相談しましたが、上司らは女性が社内の相談窓口に訴えるつもりはないと認識し、相談内容を人事部門と共有していませんでした。このため、組織的な対応が遅れ、不適切な対応となったとされています。
毎日新聞社の社長室は、「女性に対し、深くおわびします。会社の対応も不適切でした」とのコメントを発表し、謝罪の意を表明しました。同社は、この問題を機に、社内のハラスメント防止策や相談体制の見直しを進めるとしています。
社会的な影響と今後の課題
この事件は、大手メディア企業におけるセクハラ問題と組織対応の在り方に焦点を当てています。毎日新聞社は、透明性のある調査と再発防止策の実施を約束し、信頼回復に努める姿勢を示しました。今後、同様の事案が他社でも発生しないよう、業界全体での取り組みが求められるでしょう。



