EUが主要アダルトサイトに違反見解、未成年保護策の不備を厳しく指摘
欧州連合(EU)欧州委員会は3月26日、世界的に利用されている大規模なアダルトサイト4社が、巨大IT企業を規制するデジタルサービス法(DSA)に違反しているとの暫定的な見解を正式に発表しました。対象となったのは「エックスビデオズ」や「ポルノハブ」などの主要プラットフォームで、特に未成年者の利用を防止するための保護策が不十分であることが問題視されています。
「自己申告」のみの年齢確認は不十分と判断
欧州委員会の調査によれば、これらのアダルトサイトでは、18歳以上であることを確認するためのクリック操作(自己申告)だけでアクセスが可能な設計となっており、実質的に未成年者でも簡単にサイトを利用できる状態にあると指摘。委員会は「単なる自己申告は有効な年齢確認施策とは認められない」と厳しく批判し、より実効性のある年齢確認システムの導入を強く求めています。
違反確定なら売上高の最大6%の制裁金も
現在、アダルトサイト側には反論の機会が与えられていますが、仮に違反が最終的に確認された場合、世界売上高の最大6%に相当する制裁金を科される可能性があります。これはデジタルサービス法に基づく厳しい罰則規定で、EUがオンライン空間における未成年保護をいかに重視しているかを如実に示すものです。
今回の措置は、EUがデジタルプラットフォームに対する規制を強化する一環であり、特に青少年の健全なインターネット環境の確保を優先課題としていることを明確にしました。今後の動向によっては、他の地域や国々にも同様の規制が波及する可能性が高いと見られています。



