北大入学式がエスコンで初開催、新入生が「クラリネット問題解決」など大志を抱く
北大入学式エスコン初開催、新入生が「クラリネット問題解決」など大志

北海道大学が開校150周年記念でエスコンフィールドで入学式を初開催

北海道大学の入学式が2026年4月6日、日本ハムファイターズの本拠地である北海道北広島市のエスコンフィールド北海道で初めて開催されました。これは前身の札幌農学校から数えて開校150周年となることを記念した特別な式典です。

クラーク博士ゆかりの地で新たな門出

北広島市は、札幌農学校の初代教頭であるウィリアム・スミス・クラークが帰国する際、見送りにきた学生たちに「少年よ、大志を抱け」という有名な言葉を贈ったゆかりの地です。この歴史的な場所で、約2500人の新入生が北大生としての第一歩を踏み出しました。

入学式に先立ち、新入生たちは普段は立ち入りできない内野グラウンドを歩く特別な体験をしました。エスコンフィールドは3万5千人を収容できる大規模な施設で、従来の札幌コンベンションセンターなどでの開催とは異なり、保護者や家族も式典に直接出席できるようになりました。

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新入生が語る多彩な大志と夢

入学式では、新入生代表として戸上棋里矢さんが入学者宣誓を行いました。150年の歴史の中で多くの学生が大志を抱いてきたように、今年の新入生たちもそれぞれの夢を語っています。

理学部に入学した土門倖大さん(18歳)は「化学系の研究者になりたい」と語ります。彼はエスコンに隣接する北広島高校の野球部出身で、「エスコンはいつも見ていた特別な憧れの場所。入学式の会場となって本当に嬉しかった」と感慨深げに話しました。ノーベル化学賞受賞者を輩出した北大で、野球を続けながら研究に邁進することを誓っています。

さらに注目を集めたのは、余市町出身の嶋田湧さん(18歳)の抱負です。中学時代からクラリネットを続けている彼は「クラリネットの材料が足りなくなっている問題を解決したい」と語りました。楽器製作に使用される特定の木材資源の不足という現実的な課題に目を向け、その解決に取り組む意欲を示しています。

新たな伝統の始まり

北海道大学の入学式は例年、札幌市内の札幌コンベンションセンターなどで開催されてきましたが、入場に制限があり、保護者は別室で待機することもありました。今回のエスコンフィールドでの開催は、より多くの関係者が式典に参加できる機会を提供しました。

式典では、北大のチアリーダー部による新入生歓迎の演技も披露され、華やかな雰囲気に包まれました。開校150周年という節目の年に、歴史的な場所で行われたこの入学式は、新たな北大の伝統として記憶されることでしょう。

新入生たちは、クラーク博士の「少年よ、大志を抱け」という言葉を受け継ぎながら、それぞれの専門分野で社会に貢献することを目指して学びの一歩を踏み出しました。特に嶋田さんのような具体的な社会課題解決を目指す姿勢は、現代の大学生の意識の高さを示すものとして注目されています。

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