いじめ調査中に除籍処分、大阪私立高生徒の差し止め申請を地裁支部が却下
いじめ調査中の除籍処分、生徒の差し止め申請却下

大阪府内の私立高校に通う男子生徒(17歳)が、いじめ被害を訴えて不登校となった後、学校側から除籍処分を受けた問題で、生徒側が処分の差し止めを求めた仮処分申し立てが、大阪地裁堺支部によって却下されました。この決定は、学校側の対応が裁量権の範囲内にあると判断されたものです。

いじめ調査中の除籍処分を巡る法的争い

生徒は、いじめ防止対策推進法に基づく重大事態として、学校設置の第三者委員会が2025年10月以降、調査を進めている最中に除籍処分にされました。生徒側は、この処分が調査中に行われることは不当だとして、学校の運営法人に対して処分の差し止めを求める仮処分を申し立てていました。

裁判所の判断とその理由

大阪地裁堺支部の山田裕章裁判官は、2月27日付の決定で、生徒の請求を却下しました。決定によれば、学校側は生徒に対して別室でのテストや授業を提供するなど、欠席を回避するための一定の措置を講じたと認定されています。

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山田裁判官は、学校側の判断について「社会通念上著しく妥当を欠き、裁量権の範囲を超えているとは認められない」と結論付けました。これにより、生徒側の主張は退けられる形となりました。

事件の背景と今後の影響

この事件は、いじめ被害を訴える生徒が学校から除籍処分を受けるケースが増える中で、法的な争点として注目されています。第三者委員会の調査が継続しているにもかかわらず、学校側が処分を撤回しなかった点が、生徒側の不服の根拠となっていました。

今回の決定は、学校の裁量権を尊重する一方で、いじめ被害者への支援や調査の公正性について、さらなる議論を呼ぶ可能性があります。今後も、同様の事例が発生した際の法的対応や、教育現場でのいじめ対策のあり方が問われることになりそうです。

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