マクドナルド店舗が中学校名を記して生徒のみの入店禁止 福岡で迷惑行為が長期化
マクドナルド和白店(福岡市東区)が、近隣の市立中学校2校の校名を明確に記載し、生徒のみでの来店を禁止する貼り紙を店頭に掲示していたことが明らかになった。店内での騒ぎや迷惑行為が長期間にわたり改善されなかったため、やむを得ず取られた措置であるという。
改装後から続く生徒の迷惑行為に店舗側が苦慮
福岡市教育委員会への取材によれば、同店は2024年夏の改装オープン以降、「店内で騒ぐ行為をしている生徒がいる」といった内容を学校側に複数回にわたって連絡していた。学校側は全校集会での注意喚起や、特定できた生徒・保護者への指導を実施したものの、問題行動が収まらなかった。
その結果、店舗側は昨年10月頃、「中学生による店内での迷惑行為に対し長期にわたり注意を重ねて参りましたが、改善されない状況です」との文言とともに、該当する2校の校名を記した貼り紙を掲示。そこには「生徒のみでの出入りを禁止させて頂きます」と明確に記載されていた。
関係機関の対応と現在の状況
日本マクドナルドの広報部は、「かねてより学校様とも協議を重ね、やむを得ずこのような対応をとらせていただいた」とコメント。市教委もこの貼り紙を把握しており、学校と連携して対応に当たっていた。
しかし、2026年2月27日時点では、校名や生徒のみの入店を禁止する貼り紙は確認できなくなっている。代わりに、「店内におきましてほかのお客様へのご迷惑になる行為や安全安心を阻害する行為はご遠慮願います」といった一般的な「ご利用時のお願い」が掲示されている状態だ。
この事例は、地域社会における青少年のマナー問題と、企業が取るべき対応の難しさを浮き彫りにしている。店舗側と教育機関が連携しながらも、根本的な解決に至らなかった経緯が注目される。



