不二家は2日、人気菓子「カントリーマアム」や「ホームパイ」など一部商品について、2026年7月からパッケージの色数を削減すると発表した。これは、インクの原材料であるナフサ(粗製ガソリン)の価格高騰に対応するための措置である。
対象商品と色数の変更内容
対象となるのは、「カントリーマアム」「ホームパイ」を含む約10商品。具体的には、カントリーマアムの「バニラ&ココア」味は、現在使用している複数の色から白・黒・赤の3色に変更される。一方、ホームパイは白・黒・黄の3色に統一される。同社は、現時点ではインク不足による生産への影響は発生していないと説明しているが、今後の調達については「先行きは不透明で予測が大変難しい」と述べており、原材料価格の動向を注視している。
ナフサ高騰の背景
ナフサは原油から精製される石油製品の一種で、インクやプラスチックなどの原料として広く使用されている。近年、国際的な原油価格の上昇や地政学的リスクの高まりにより、ナフサの価格は高騰を続けており、食品包装業界にも影響を及ぼしている。不二家は、コスト上昇を吸収するため、パッケージのデザイン変更による対応を余儀なくされた。
今後の見通し
不二家は、今回の色数削減によって製品の品質や味に影響はないと強調している。また、消費者に対しては、変更後のパッケージでも商品の認知度を維持できるよう努めるとしている。同社は今後も原材料費の高騰に対して、効率的な生産体制の構築や代替材料の検討など、さまざまな対策を進める方針だ。



