小中高生自殺者数、過去最多538人に 2025年確定値、健康・家庭問題が増加
小中高生自殺538人で過去最多 健康・家庭問題が増加

小中高生の自殺者数が過去最多538人に 2025年確定値で明らかに

厚生労働省が3月27日に発表した2025年の自殺者数確定値によると、小中高生の自殺者数は538人となり、統計が開始された1980年以降で最多を記録したことが明らかになった。この数字は1月の暫定値から6人増加しており、前年比では9人増加している。小中高生の自殺者数が最多となるのは2年連続のことで、深刻な状況が続いている。

内訳と男女別の推移

2025年の小中高生の自殺者数の内訳を見ると、小学生が10人(前年比5人減)、中学生が172人(同9人増)、高校生が356人(同5人増)となっている。男女別では、男性が258人(同19人増)、女性が280人(同10人減)であり、男性の増加が目立つ結果となった。

原因・動機別の詳細分析

複数計上された原因・動機別では、学校問題が251件(前年比21件減)で最多となったものの、健康問題が174件(同10件増)、家庭問題が147件(同39件増)と、これらの要因が増加傾向にあることが判明した。特に中学生では学校問題と家庭問題がそれぞれ9件増加し、高校生では学校問題が32件減少した一方で、健康問題が19件増、家庭問題が27件増と、年齢層によって問題の傾向に違いが見られる。

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全体の自殺者数は減少傾向

小中高生の自殺者数が増加する中、大人を含む全体の自殺者数は11,132人減の19,188人となり、初めて2万人を下回った。これは全体としては改善の兆しを示しているが、若年層に焦点を当てた対策の必要性が浮き彫りになっている。

新型コロナ禍の影響と今後の課題

小中高生の自殺者数は、新型コロナウイルス禍を契機に急増し、2022年以降は500人超で推移している。この背景には、健康問題や家庭問題の増加が影響していると見られ、社会全体での包括的な支援体制の構築が求められている。厚生労働省は、教育現場や家庭との連携を強化し、早期発見と予防策を推進する方針を示している。

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