JR東海、リニア工事に向けた住民説明会を5月26日から静岡県で開始
JR東海は22日、リニア中央新幹線の静岡県内着工に向けて、5月26日から住民向け説明会を開始すると発表しました。説明会は工事現場となる静岡市と、水資源への影響が懸念される大井川流域の8市2町を対象に開催されます。
県内着工の判断は住民理解が鍵
静岡県の鈴木康友知事は、関連する自治体の住民理解を踏まえて、県内着工の容認を判断するとしています。この方針を受けて、JR東海は地域との対話を強化する方針です。
今回の説明会開催は、県と進めてきた環境保全など全28項目にわたる対話が3月下旬に完了したことを受けたものです。対話の主要テーマであった水資源管理、トンネル発生土の処理、環境保全対策について、同社のこれまでの取り組みと今後の方針をパネルや映像を交えて詳しく紹介します。
直接対話で理解促進を目指す
説明会ではJR東海の社員が住民からの質問に直接答え、静岡県の担当者も同席します。静岡市での開催は初めてであり、大井川流域の市町では3回目となります。
同社は「地域の皆さまに大井川の水資源や南アルプスの環境保全に関する当社の取り組みを説明し、意見を直接お伺いすることで、理解を深めていただきたい」とコメントしています。この取り組みは、大規模インフラ事業における地域との協働の重要性を改めて示すものです。
実務的な開催詳細
説明会は予約不要で開催されますが、混雑時には入場制限を行う可能性があります。問い合わせ先は、JR東海中央新幹線静岡工事事務所(電話:054-685-1452、受付時間:平日午前9時から午後5時まで)です。
リニア中央新幹線プロジェクトは、日本の高速鉄道ネットワークの将来を形作る国家的な事業であり、その進捗は地域経済や環境保全の両面から注目されています。静岡県内での着工に向けた動きは、技術革新と地域配慮のバランスが試される重要な段階に入っています。



