阪急阪神HD、運賃値上げ方針を表明 30年度までに実施へ
阪急阪神HD、運賃値上げ方針 30年度までに

阪急阪神ホールディングス(HD)は15日、阪急線と阪神線の運賃について、2030年度までに値上げを目指す方針を正式に表明した。この値上げは、大阪・梅田のランドマークである阪急電鉄大阪梅田駅の大規模改装工事に伴う工事費高騰に対応するための措置である。同社が本格的な運賃改定を実施すれば、消費税増税時を除き、1995年9月以来、実に約35年ぶりの改定となる。

工事費高騰が値上げの主因

同日、大阪市内で開催された記者会見において、門田浩士グループ経営企画室長は「工事費の上昇を見込み、前倒しで投資が増加する状況となり、運賃改定を視野に入れざるを得ない」と説明した。具体的な値上げ幅については言及を避けたが、改装工事に加え、車両の更新やホームドアの設置も前倒しで進めていることを明らかにした。これら一連の投資により、同社の財務負担は増大しており、収益改善が急務となっている。

関西の鉄道事業者に広がる値上げの動き

関西圏では、JR西日本が4月に今後5年以内の運賃値上げを目指す方針を既に公表しており、阪急阪神HDの今回の発表は、この流れに沿ったものと言える。鉄道各社は、老朽化した設備の更新や安全対策の強化に加え、インフラコストの上昇に直面しており、運賃改定は避けられない状況にある。

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阪急阪神HDは、今回の値上げ方針により、中長期的な経営基盤の強化を図るとともに、利用者へのサービス向上を継続する方針だ。ただし、値上げ幅や具体的な実施時期については、今後、国土交通省への認可申請などを経て決定される見通しで、利用者からの理解を得ることが課題となる。

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