新潟の自動運転バス事故、同型車両は札幌と兵庫でも実験中 国交省が安全確認
新潟自動運転バス事故、同型車は札幌・兵庫でも実験

新潟の自動運転バス事故、同型車両は全国で実験中

新潟県弥彦村で2026年4月12日、村が運行する自動運転バス「ミコぴょん号」が歩行中の男女2人を後方からはねる事故が発生した。2人は命に別条はないが、この事故を契機に、自動運転技術の安全性に対する議論が再燃している。

オペレーターが運転を誤った可能性

事故当時、バスのオペレーターを務める50代男性は「自動運転は切っていた」と説明しており、新潟県警はオペレーターが運転を誤ったとみて詳細な調査を進めている。現場は弥彦村内の道路で、午後2時30分ごろに発生した。

国土交通省の推進事業に選定

国土交通省によると、「ミコぴょん号」は昨年度、同省が事業費の一部を補助する「自動運転社会実装推進事業」に選ばれていた。このバスは5段階ある自動運転レベルのうち、下から2番目に位置する「レベル2」に該当する。

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レベル2はハンドル操作や加減速などを自動的に調整するが、運転操作の主体はあくまで人間であり、「運転支援車」と定義される段階だ。システムが運転を補助していても、最終的な危険回避は運転手が手動で行わなければならない。

同型車両が札幌と兵庫でも実験中

「ミコぴょん号」と同じエストニアのAuve Tech社製「MiCa」は、弥彦村以外にも以下の地域で実験的に使用されている。

  • 札幌市
  • 兵庫県養父市

国交省の説明では、これらの地域では過去に事故は起きていないという。同省の推進事業には昨年度時点で全国67事業が選ばれており、レベル2段階のバスやタクシーの実験を通じて、特定条件下で自動運行装置がすべての操作を行う「レベル4」の実現を目指している。

自動運転技術の課題と展望

今回の事故は、自動運転技術が普及過程にある中で、人間の監視とシステムの信頼性のバランスが問われる事例となった。国交省は事業選定の基準や安全対策の強化を検討しており、今後の実験ではより厳格なプロトコルが適用される可能性がある。

地域住民からは、自動運転バスの運行再開について慎重な意見も聞かれ、技術革新と公共安全の両立が重要な課題として浮上している。関係機関は事故原因の徹底究明と再発防止策の策定に全力を注いでいる。

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