コメ価格の先行きに対する弱気見通しが依然として優勢だ。米穀安定供給確保支援機構が11日に発表した4月のコメ価格見通し指数は28となり、前月から1ポイント上昇したものの、節目となる50を7カ月連続で下回った。指数が50を下回ると、価格が「安くなる」や「やや安くなる」と回答した生産者や卸売業者、小売業者が多いことを示す。
指数の推移と背景
指数は昨年8月に69を記録したが、その後はコメ在庫の余剰感を背景に軟調な推移が続いている。全国の生産者、卸売業者、小売業者を対象にした調査に基づき算出されており、今回も引き続き先安観が優勢となった。
需給動向も緩み感
向こう3カ月のコメ需給動向を示す指数は21で、前月から横ばいだった。需給が「緩む」との回答が多く、在庫過剰感が依然として強いことがうかがえる。
コメ価格の先行きについては、需給バランスの改善が進むまでは弱含みで推移する可能性が高い。市場関係者は、今後の生産調整や需要動向に注目している。



