新湾岸道路の早期整備へ、千葉県と6市が国に要望
東京湾岸地域に新たな道路「新湾岸道路」の整備を促進する期成同盟会の通常総会が8日、千葉市内のホテルで開催された。同盟会は、多車線の自動車専用道路として早期に計画を具体化するよう国などに求める要望書と、本年度の事業計画を承認した。
期成同盟会は千葉県と、沿線の千葉市、市川市、船橋市、習志野市、市原市、浦安市の6市で構成されている。国などに提出予定の要望書には、早期具体化や必要な予算の確保に加え、ルートや構造が県の三番瀬再生計画と整合するよう求めるとともに、地域の生活環境への配慮も盛り込まれた。
総会で、会長を務める熊谷俊人知事は「成田空港へのアクセス高速化・多重化と、県西部の渋滞解消は最優先課題だ。県としても全力で道路ネットワークの形成に取り組む」と述べ、強い決意を示した。
新湾岸道路の構想と現状
新湾岸道路は、東京湾外郭環状道路(外環道)の高谷ジャンクション(市川市)周辺から、京葉道路の蘇我インターチェンジ(千葉市)と館山自動車道の市原インターチェンジ(市原市)周辺を結ぶ約20キロの構想。国は複数の概略ルートと構造案を示し、地域住民や専門家から意見を聴取しながら検討を進めている。
この道路が完成すれば、東京湾岸地域の交通渋滞緩和や物流効率化、さらには成田空港へのアクセス向上が期待される。一方で、環境影響や住民生活への配慮も重要な課題となっている。
期成同盟会は今後、要望書を国土交通省や関係機関に提出し、早期の事業化を働きかける方針だ。



