米穀安定供給確保支援機構は4日、向こう3カ月のコメ価格の見通しに関する5月の指数が、前月より5ポイント低い23になったと発表した。節目となる50を8カ月連続で下回り、市場では先安観が一段と強まっている。
在庫余剰感が価格を押し下げ
コメの民間在庫には余剰感があり、新米が市場に出回る前に値下げして売り切ろうとする動きが顕著になっている。この傾向が指数の低下に拍車をかけた形だ。
調査方法と指数の仕組み
同機構は全国の生産者、卸売業者、小売業者を対象に調査を実施し、指数を算定している。価格が「安くなる」や「やや安くなる」との回答が過半数を占めると、指数は50を下回る仕組みだ。5月の指数は23と、昨年から続く低水準を維持している。
需給動向も緩みを示す
向こう3カ月のコメ需給動向に関する指数は、前月から2ポイント減の19となった。需給は「緩む」との見方が多く、供給過剰感が依然として強いことを示している。
この結果を受け、市場関係者の間では「在庫調整が進むまで価格の回復は難しい」との声が聞かれる。今後の新米の動向や需給バランスの変化が注目される。



