九州新幹線全線開業15年、JR九州が語る利用者拡大への戦略と展望
九州新幹線15年、JR九州が語る利用者拡大戦略

九州新幹線全線開業15年、JR九州が語る利用者拡大への戦略と展望

JR博多駅と鹿児島中央駅を結ぶ九州新幹線が、全線開業から12日で15年を迎える。この節目を前に、JR九州で鉄道事業本部長を務める貞苅路也・取締役常務執行役員(58歳)に、15年の軌跡と今後の取り組みについて独占インタビューを行った。

全線開業による経済効果と苦難の克服

貞苅氏は、全線開業の効果について次のように語る。「山陽新幹線とつながっていることで、関西方面との交流人口が増加し、経済的な効果は非常に大きいと評価しています」。しかし、熊本地震や新型コロナウイルスの感染拡大など、苦しい時期もあったと振り返り、「多くの方々に支えていただき、乗り越えることができました」と感謝の意を示した。さらに、「貨客混載」事業では、様々な企業と連携してニーズを探っており、「伸びしろが大きく、今後の成長が期待できる分野です」と強調した。

定期券利用の伸びと新幹線の強み

定期券の利用者増加について、貞苅氏は新幹線の利点を挙げる。「時間短縮効果が大きく、在来線と異なり踏切がないため事故が少ないという安定性が強みです」。朝夕のダイヤも利用しやすいように設定し、日常利用を促進していると説明した。

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利用者拡大に向けた具体的な施策

利用者をさらに増やすための施策として、貞苅氏は在来線との連携を重視する。「新幹線だけではなく、在来線と連携して利便性を向上させることが重要な要素の一つです」。具体的には、豊肥線で今年度から導入した「新幹線料金にプラス100円で一部区間にも乗車できる切符」を例に挙げ、利用者の負担軽減を図っていると述べた。また、九州新幹線が停車する駅を起点に運行する在来線観光列車も多く、「各地を巡ってもらえるよう工夫を重ねたい」と意欲を示した。

今後も、JR九州は地域経済の活性化と利用者の利便性向上に努め、九州新幹線のさらなる発展を目指す方針だ。

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