天皇陛下、66歳の誕生日を迎える 皇居で一般参賀を実施
天皇陛下は23日、66歳の誕生日を迎えられます。この日は皇居において一般参賀が予定されており、多くの国民が祝福に訪れる見込みです。宮内庁によりますと、今年の一般参賀は午前9時半に皇居正門(二重橋)が開門し、手荷物検査を経て参入となります。参賀は3回に分けて実施され、1回目が午前10時20分ごろ、2回目が午前11時ごろ、3回目が午前11時40分ごろから開始されます。
戦後80年の節目 「慰霊の旅」で平和への思いを深める
戦後80年を迎えた2025年、天皇、皇后両陛下は先の大戦の象徴的な場所を訪れる「慰霊の旅」を精力的に続けられました。4月には硫黄島を訪問し、硫黄島戦没者の碑(天山慰霊碑)や硫黄島島民平和祈念墓地公園で供花を行い、戦没者の慰霊に努められました。
6月には、両陛下と長女愛子さまが沖縄県を訪問されました。愛子さまの沖縄訪問は初めてであり、国立沖縄戦没者墓苑(糸満市)で供花した後、沖縄戦の体験者らと懇談するなど、歴史の継承に取り組まれました。同月には広島県も訪問され、即位後初めて原爆死没者慰霊碑に供花し、広島豪雨災害の被災者らとの交流も深められました。
9月には、両陛下と愛子さまが長崎県を訪れ、平和公園の原爆落下中心地碑に供花しました。翌日には「ながさきピース文化祭2025」に出席し、平和へのメッセージを発信されました。
初のモンゴル訪問など 国際交流と国内行事にも積極的に参加
7月には、天皇、皇后両陛下がモンゴルを公式訪問されました。歴代の天皇として初めて内陸アジアを訪れ、日本人死亡者慰霊碑への供花や国民行事「ナーダム」の開会式出席など、日蒙の友好関係を強化されました。滞在中には、フレルスフ大統領主催の晩餐会で天皇陛下がビオラを演奏する場面もあり、文化交流の一幕を見せました。
国内では、5月に埼玉県で開催された第75回全国植樹祭に天皇陛下が出席し、トチノキをお手植えされました。9月には滋賀県で開かれた第79回国民スポーツ大会の開会式に両陛下が臨み、各都道府県代表の入場に笑顔で拍手を送るなど、国民との絆を深められました。
4月には大阪・関西万博の開会式に出席し、天皇陛下がおことばを述べられました。また、春と秋の園遊会が東京・元赤坂の赤坂御苑で開催され、多くの招待客と歓談する機会を持たれました。秋の園遊会では、日本中央競馬会(JRA)騎手の武豊さんや人間国宝の山岸一男さんら約1500人が出席し、幅広い交流が図られました。
家族の絆と衣装の話題 リンクコーディネートが注目される
この一年、両陛下と愛子さまお三方の衣装の一部をそろえる「リンクコーディネート」が話題となり、皇室の家族としての一体感を感じさせる場面が多く見られました。特に、沖縄や長崎の訪問時には、調和の取れた服装で平和への思いを共有する姿が印象的でした。
戦後80年という節目の年、天皇陛下は66歳の誕生日を迎えられ、これまでの「慰霊の旅」を通じて、平和の尊さを国内外に伝える役割を果たされてきました。今後の皇室の活動にも、国民の期待と関心が寄せられています。



