三重・尾鷲市、高齢者らコミュニティバス無料化へ フレイル予防狙う
尾鷲市、高齢者らコミュニティバス無料化 フレイル予防

三重県尾鷲市は2日、市が運行するコミュニティバスについて、高齢者らの運賃を10月から無料にすると発表した。この施策は、高齢者の外出を促し、加齢に伴う心身の衰え(フレイル)や要介護状態を予防する狙いがある。

コミュニティバスの現状と無料化の対象

尾鷲市のコミュニティバスは全5路線が運行されており、市によると利用者の約9割が65歳以上の高齢者だという。今回の無料化の対象となるのは、65歳以上の高齢者に加え、小学生以下の子ども、そして身体障害者手帳などを提示した人も含まれる。無料で利用するためには、専用のパスを取得する必要があるとみられる。

市長のコメント

加藤千速市長は定例記者会見で、「バスを利用した外出を促し、高齢者のフレイルや要介護の予防につなげたい」と述べ、高齢者の健康維持と社会参加を支援する方針を明確にした。フレイルは、適切な対策を取らないと要介護状態に進行する可能性があるため、早期の予防が重要視されている。

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財源と今後の手続き

無料パスの発行経費などを盛り込んだ、今年度の一般会計補正予算案が、8日開会の市議会定例会に提出される予定だ。市議会の承認を得られれば、10月からの無料化が実現する。尾鷲市は高齢化が進む地域であり、公共交通機関の利用促進と健康増進を両立させる取り組みとして注目される。

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