はしか感染者増加で重症化懸念、治療薬なしで予防接種の徹底呼びかけ
はしか感染者増加で重症化懸念、治療薬なしで予防徹底を

はしか感染者が増加、重症化の懸念が高まる

国立健康危機管理研究機構(JIHS)は、感染力が強い麻疹(はしか)の感染者が増加している現状を踏まえ、「今後の感染拡大と重症者の発生が懸念される」との見解を公表しました。同機構はワクチン接種の徹底など予防対策の推進を強く呼びかけています。

患者数の推移と入院状況

機構によると、今年の4月5日までの患者数は速報値で計236人に上ります。さらに、3月中旬までの段階で少なくとも患者の13%が入院しており、医療現場への負担が懸念されています。麻疹はウイルス感染により高熱や発疹などの症状が現れ、重症化すると肺炎や脳炎を引き起こし、命に関わるケースもある深刻な感染症です。

治療薬はなく予防が唯一の対策

麻疹には特効薬となる治療薬が存在せず、ワクチン接種による予防が唯一の有効な手段です。国は公費助成がある定期接種として、1歳時と就学前の2回の接種を推奨しています。しかし、2024年度に2回接種を受けた割合は91%で、国の目標である95%以上を下回っており、接種率の向上が課題となっています。

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国際的な流行と国内への影響

米国やアフリカ、東南アジアでは近年、はしかの流行が続いています。機構は、人の国際的な往来が活発化する中で、接種を受けていない人を中心に国内で感染が広がっていると分析しています。この状況が継続すれば、患者数はさらに増加し、重症者も発生する可能性が高いと予測しています。

年代別のリスクと対策の呼びかけ

特に30歳代後半から40歳代の世代では、子どもの頃の接種が1回のみだった人が多いため、免疫が不十分なケースが指摘されています。機構は見解の中で、海外渡航を予定する人に対して、2回目の接種が確認できない場合には接種を検討するよう勧めています。予防接種の徹底が、感染拡大を防ぐ鍵となるでしょう。

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