愛知・阿久比町の小学校、4月からプール授業開始 過去最速の理由は
愛知・阿久比町の小学校、4月からプール授業開始

愛知県阿久比町の小学校で、2026年度は過去最速となる4月からプールの授業が始まった。今夏も猛暑が予想される中、教育現場では老朽化した学校プールに代わり、室内温水プールを活用する取り組みが進んでいる。

過去最速のプール授業開始

4月17日午前9時半ごろ、阿久比町の阿久比スポーツ村交流センターに、南部小学校の6年生約40人が集まった。この日は2026年度初めてのプール授業で、児童たちは水をかけ合ったり、バタ足で水しぶきを上げたりして楽しんだ。教員歴20年以上で体育科出身の榊原章仁教頭は「過去最速の授業開始」と語る。

学校プール老朽化が背景

南部小学校のプールは築40年以上が経過し、老朽化が進んでいる。町教育委員会によると、経年で盛り土が沈下し、プール床面の下部に空洞が発生。安全面での懸念から、2025年度よりセンターでの授業に切り替えた。さらに2026年度からは草木小学校も同様の理由でセンターを利用することになった。

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日程調整の工夫

2学期は運動会や修学旅行などの行事が集中するため、プール授業を2学期に行うと大幅な日程変更が必要となる。そこで、学校プールが使えない2校の授業を1学期内に終えるため、南部小学校では昨年の5月開始から約1カ月前倒し、4月17日からの開始となった。

室内プールのメリット

室内プールでの授業には多くの利点がある。天候に左右されず、紫外線や虫の心配がない。プールサイドの地面の熱さで足の裏をやけどするリスクもなく、盗撮対策や水質管理の面で教員の負担も軽減される。

南部小学校6年の光晴功さんは「学校に楽しみに来てもプールに入れなくてがっかりすることがあった。室内になったことで必ず入れるようになって最高です」と喜ぶ。新海奏佑さんも「4月からプールに入れる学校はめったにないと思うのでうれしい」と話す。

今後の展望

町教育委員会の大岩峰雄教育部長は「本当は2学期も含めて余裕を持ってスケジュールを組みたいが、一般利用者との兼ね合いもある。2026年度にセンターを利用する2校には1学期中に全学年終えるようカリキュラムを組んでもらい、なんとかギリギリで収まった」と説明。南部小学校と草木小学校は2027年度以降もセンターを利用し、学校プールは使わない。現状は取り壊しなどは予定していないという。

大岩部長は「子どもの数が減ってきた中で、どの学校から建て替え計画を進めるか検討中。プールも一緒に考えていかないといけない」と述べている。

阿久比スポーツ村交流センタープールの概要

同センターのプールは改修工事を経て、2025年4月から有料の温水プールとしてリニューアルオープン。25メートル5コースがあり、子ども用、泳ぐ用、ウオーキング用に分かれている。7月15日まで一部の平日を除き、午前中は学校授業のため一般利用不可(毎週月曜休業)。7月中旬までは全コースの底に台が置かれ、水深は1~1.1メートルとなっている。

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