岩国基地隣接池でPFAS検出、市民団体が恒常的汚染を指摘
岩国基地隣接池でPFAS検出、市民団体が汚染指摘

発がん性が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、山口県岩国市の市民団体は20日、米軍岩国基地(同市)に隣接する池から国の指針値を超える値が検出されたと発表した。この調査結果は、基地周辺の環境汚染に対する懸念をさらに強めるものとなっている。

調査の経緯と結果

市民団体は基地の機能強化に反対する活動を行っており、2024年から計4回にわたって池の水質調査を実施してきた。今回の発表によると、全ての調査で国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を上回るPFAS濃度が検出されたという。団体の共同代表を務める久米慶典氏(70)は「毎回指針値を超えており、これは恒常的な汚染と見なすべきだ」と指摘する。

汚染源の特定

久米氏はさらに、過去に基地内でPFASを含む泡消火剤が使用された経緯を踏まえ、「汚染源は基地にあると考えるのが妥当だ」と述べた。米軍基地では訓練や火災対応で泡消火剤が使用されることがあり、これが地下水や周辺水域に流出するケースが全国で報告されている。

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全国的な問題

今回の岩国基地の事例は孤立したものではない。東京の横田基地や沖縄の嘉手納基地など、全国各地の米軍施設周辺でも指針値を超えるPFASの検出が相次いでいる。PFASは分解されにくく、環境中に長期間残留するため、継続的な監視と対策が必要とされている。

市民団体は今後も定期的な調査を続け、基地周辺の住民への影響を明らかにしていく方針だ。また、米軍や日本政府に対して、汚染源の特定と除去、さらには基地機能の縮小を求める声が強まっている。

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