浄水場の清流でヤマメ稚魚がすくすく育つ
北九州市小倉南区の井手浦浄水場において、飼育されているヤマメの稚魚200匹が順調に成長を続けています。この取り組みは、浄水場のきれいな水を広くアピールすることを目的として、1995年から継続的に実施されているものです。
清流環境を活かしたユニークな活動
井手浦浄水場では、清流に生息するヤマメの飼育に加えて、ワサビの栽培にも積極的に取り組んでいます。現在飼育されているヤマメは、3月上旬に購入されたもので、体長は約4~5センチほどです。これらの稚魚は、来年夏頃までに30~40センチ程度まで成長することが見込まれています。
成長したヤマメは、市内の老人福祉施設などに対して食材として無料で提供される予定です。この活動は、単なる飼育にとどまらず、地域社会への貢献も視野に入れたものとなっています。
水資源の重要性を伝える教育的な役割
北九州市上下水道局の担当者は、「この活動を通じて、水質の良さや水資源の大切さを多くの方に知っていただくきっかけになればと考えています」と語っています。浄水場という施設が、単に水を供給するだけでなく、環境教育の場としても機能している点が特徴的です。
ヤマメの飼育とワサビの栽培は、浄水場の水が清流に匹敵する品質であることを実証すると同時に、持続可能な水資源管理の重要性を具体的に示す取り組みとして評価されています。地域住民や訪問者にとって、水の循環と保全について考える貴重な機会を提供しています。



