下市「KITO」が神社の神水でクラフトビール「寒九神泉ビール」800本限定販売
下市「KITO」神水でクラフトビール 800本限定

奈良県下市町の旧小学校を活用した複合商業施設「KITO(キト)」が、町内の丹生川上神社下社から特別に分けてもらった神水で、クラフトビール「寒九神泉(かんくしんせん)ビール」を醸造した。発売日の今月1日に神社に奉納し、「清らかな水で仕込んださわやかなのどごしを味わって」とアピールしている。

旧小学校を活用した複合施設「KITO」

KITOは、生活雑貨ブランド「3COINS(スリーコインズ)」などを展開するアパレル企業・パル(本社・大阪市)が、元下市南小校舎を生かし、2024年7月に開業。1周年の昨年7月にはクラフトビールの醸造所をKITO内に開き、町特産のユズやレモングラス、柿、蜂蜜などを使って仕込んでいる。

水神をまつる神社の神水

水神をまつる同神社は、大峯山から湧く天川村洞川の源泉「神泉洞」の水を神事などに使用。特に1月の寒の入りから9日目の「寒九」にくむ「寒九の水」は最も清らかとされ、大切にされてきた。KITO醸造責任者の平野孝嘉さん(51)は名水で造りたいと考え、皆見元久宮司(65)に相談し、1タンク分の寒九の水を分けてもらった。

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水を主役にしたクリアな味わい

「水を主役にしよう」と果物などの香り付けは控え、クリアで滑らかな口当たりに仕上がったという。ラベルは、同神社の白黒2頭の神馬を描いた美術家mais(マイス)さんの絵をあしらった。

例祭に合わせて奉納

1日の水神の例祭が開かれる日に合わせてクラフトビールを奉納。平野さんとmaisさんが、ビールを掲げて本殿につながる75段の階段「階(きざはし)」を上り、神前に供えた。平野さんは「神聖な場所に入り、真っ白な気持ちになった。できれば来年も仕込み、名物にしたい」と話した。

商品概要

1本330ミリ・リットルで、アルコール度数5・5%。税込み990円。800本限定で、KITOで販売している。問い合わせ先はKITO(0747・58・8117)。

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