JAふくしま未来は14日、県内で13日に降ったひょうの影響で、果樹などの農作物に生じた被害面積(速報値)が100ヘクタールに達する見通しを明らかにした。国見町、桑折町、伊達市梁川町で被害が確認されており、今後さらに拡大する可能性がある。同JAによれば、過去10年で最大規模の被害であり、詳細な調査と対策支援のため、15日付で降雹対策本部を設置する。
被害の詳細
同JAの発表によると、13日午後1時から2時にかけて管内各地でひょうが確認された。同日の調査で、モモ、ブドウ、リンゴ、柿などに被害が判明。特に県北特産のモモは被害面積の約7割を占め、幼果にはひょうによるえぐれや打撃痕が確認され、枝葉の損傷も見られた。中には出荷可能な実がほとんど残っていない畑もあるという。果樹以外にも、スナップエンドウなどの野菜にも被害が及んでいる。
今後の対応
同JAは調査を継続し、被害額を算出するほか、行政と連携して補助事業の活用も検討している。担当者は「資材高騰の中で、今回の被害が生産量低下や離農につながらないよう、しっかりと支援していく」と述べた。
県内各地の被害
13日の降ひょうでは、県内各地で農作物の被害が報告されている。JA会津よつばによれば、喜多方市、猪苗代町、北塩原村の計125アールで、露地栽培のアスパラガスが傷ついたり曲がったりして出荷不能となったほか、猪苗代町では水稲の育苗ハウスのビニールが破れる被害が発生。JA福島さくら管内では、田村市船引町でピーマンの苗の葉に穴が開く被害が確認された。各JAや県は被害状況の確認を急ぐとともに、対策を検討している。



