香川県高松市のゴルフ場でイノシシ襲撃事件、職員が重傷を負う
香川県高松市で、野生のイノシシによる深刻な襲撃事件が発生しました。同市牟礼町大町にある「屋島カントリークラブ」の進入路付近で、男性職員がイノシシに襲われ、重傷を負ったのです。
事件の詳細と経緯
高松市によると、事件は2026年4月8日午後3時20分頃に発生しました。50歳代の男性職員が、進入路付近に仕掛けていた「くくりわな」にかかったイノシシを発見。他の職員とともに駆除を試みた際、わなのワイヤが切れてしまい、イノシシが暴れ出しました。
その結果、男性職員は腹部、左手、足首をかまれる重傷を負いました。幸いにも意識はある状態ですが、襲撃を受けたイノシシは成獣とみられ、現在も捕獲されていません。
市の対応と注意喚起
高松市は事件を受け、地域住民に対して緊急の注意喚起を行っています。イノシシが依然として付近を徘徊している可能性が高いため、以下の点を特に呼びかけています。
- 屋外での単独行動を避けること
- イノシシを見かけても近づかないこと
- 子どもや高齢者の外出には十分な注意を払うこと
市役所の担当者は「イノシシは予測不能な動きをすることがあり、大変危険です。付近にお住まいの方は最大限の警戒をお願いします」と述べています。
野生動物との共生課題が浮き彫りに
この事件は、都市部に近い地域における野生動物との共生という難しい課題を改めて浮き彫りにしました。ゴルフ場のような広大な緑地は、イノシシなどの野生動物にとって恰好の生息環境となっている面もあります。
専門家は「イノシシの生息域が拡大している背景には、餌となる農作物の存在や、森林環境の変化など複数の要因が考えられます。効果的な対策には、地域全体での取り組みが必要です」と指摘しています。
高松市では現在、イノシシの捕獲作業を進めるとともに、今後の対策について検討を始めています。地域住民の安全確保が最優先課題となっています。



