岩手県大槌町で先月起きた大規模な山林火災について、町は発生から38日目となる29日、火が完全に消し止められたとして「鎮火」を宣言した。消防が新たな熱源がないことを上空から確認した。
町長が会見で表明
平野公三町長は記者会見し、「改めて山林火災の脅威を受け止め、今後の対策に取り組んでいく。森林再生に向けた取り組みも進めていきたい」と述べた。火災は4月22日午後、町内2か所で相次いで発生。住宅を含む8棟が全焼し、避難所や消火活動で2人が軽傷を負った。
鎮圧から鎮火へ
町は今月2日、延焼拡大の恐れがなくなったとして「鎮圧」を宣言し、その後も山中で熱源の有無などの確認を進めていた。山林火災の焼損面積は1633ヘクタールに上り、平成以降では、昨年2月に発生した同県大船渡市での山林火災に次ぐ規模となった。
今回の火災は、乾燥した気象条件が続く中で発生し、強風により急速に拡大したとみられる。町は今後、被災地域の復旧と森林再生に向けた計画を策定する方針で、専門家の意見も踏まえながら対策を進める。



