ダム湖の水位変動によって見え隠れすることから「幻の橋」として親しまれている北海道上士幌町の旧国鉄士幌線「タウシュベツ川橋梁」で、27日早朝に発生した地震の影響で壁の一部が崩落したことが明らかになった。ガイドツアーを運営する地元のNPO法人「ひがし大雪自然ガイドセンター」が発見した。
地震直後に崩落を確認
同センターの河田充代表によると、27日午前6時40分ごろ、早朝のガイドツアーで訪れた際に、北側から4番目の橋脚上部の川上側壁面が大きく崩れ落ちているのを確認した。以前から一部の壁面は落下していたが、今回の地震で崩落箇所がV字状にさらに広がったという。
前日までは異常なし
河田代表は「前日までは特に異常は見られなかった。今回の地震で崩れた可能性が高い」と話している。同橋梁は老朽化が進んでおり、地震による影響が懸念されていた。
タウシュベツ川橋梁は、旧国鉄士幌線の廃線後に保存されていたが、近年は観光名所として人気を集めている。今回の崩落を受け、今後の安全対策や保存方法が課題となりそうだ。



