陸自戦車「暴発」事故、本格調査開始 砲弾や交信記録を分析
陸自戦車暴発事故、本格調査開始 砲弾や交信記録を分析

陸上自衛隊の日出生台演習場(大分県)で実射訓練中に戦車内で砲弾が暴発し、4人が死傷した事故で、陸自は22日、現地で原因調査を開始した。問題は砲弾、車体、操作のいずれにあるのか、現時点では不明であり、元陸自幹部は「謎としか言いようがない」と語っている。

事故の概要

防衛省によると、21日午前8時39分ごろ、射撃訓練を実施中の10式戦車の内部で砲弾が暴発した。車体上部の砲塔内にいた戦車長(45)、砲手(31)、射撃安全係(30)の3人が死亡し、車内にいた操縦手が重傷を負った。

調査の進め方

陸自は同日、事故調査委員会を設置し、22日から本格的な現地調査を開始した。今後、破裂した砲弾や被害の大きい砲塔内を中心に解析を進める。戦車内にはドライブレコーダーのような記録装置は搭載されていないが、隊員たちは無線機付きのヘルメットなどを着用して外部とやりとりしており、直前の交信記録も分析対象となる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

従来の戦車では、戦車長や砲手の役割が明確に分担されているが、10式戦車は自動化が進んでおり、人的ミスと機械的故障の両面から調査が必要とされる。元陸将は「自動化された最新主力戦車での暴発は極めて異例で、原因特定には時間がかかるだろう」と指摘する。

関連する背景

この事故は、政府が武器輸出を全面的に解禁した直後に発生したこともあり、防衛産業の国際競争力や安全管理体制に注目が集まっている。防衛省は再発防止策を徹底する方針で、調査結果を踏まえ、訓練手順や装備の見直しを検討する。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ