フランス南西部の都市ボルドーに12日から停泊しているクルーズ船「アンビション号」で、乗客約80人が胃腸の不調を訴える事態が発生した。当局は13日、集団感染の疑いがあるとして、乗客乗員合わせて1700人以上を船内に隔離する措置を取った。
疫学調査でウイルス性胃腸炎を確認
その後の疫学調査により、ウイルス性胃腸炎の発生が確認された。無症状の乗客については下船禁止措置が解除され、健康状態に問題のない人々は船を離れることが可能となった。フランスメディアが一連の経過を報じている。
ハンタウイルスとの関連は否定
先日、大西洋を航行中だった別のクルーズ船で集団感染の疑いが報告されたハンタウイルスとは、今回の事例は無関係であることが明らかになっている。当局は当初、関連性を懸念していたが、検査の結果、否定された。
アンビション号の航路と今後の予定
アンビション号は英国の企業が運航するクルーズ船で、今月6日に英国北部を出発。英領北アイルランドのベルファストや英中部リバプールに寄港した後、ボルドーに到着した。本来の予定では、この後スペインに向かう計画だったが、今回の感染拡大によりスケジュールに影響が出る可能性がある。
当局は引き続き、乗客の健康状態を監視し、必要に応じて追加の対策を講じる方針を示している。



