台風6号で新防災情報に課題 レベル2・3経ず「4」が初発表
台風6号で新防災情報に課題 レベル2・3経ず「4」

台風6号が1~3日に通過した際、各地で新しい防災気象情報に基づく警報や注意報が相次いで発表された。危険度を5段階のレベルで示す新情報の運用が始まってから1週間も経たない中、住民避難に対応した自治体からは「想定外」の課題が浮かび上がった。

初のレベル5特別警報、古座川で発表

3日午前5時半過ぎ、気象庁は和歌山県古座川町と串本町を流れる古座川に対し、新情報下で初となる「レベル5氾濫(はんらん)特別警報」を発令した。これは最も危険度が高い段階で、実際に古座川町では氾濫が発生していた。

串本町はこれに先立つ午前5時、避難情報で最高位の「レベル5緊急安全確保」を発表し、町民に命を守る行動を促した。和歌山地方気象台から事前にレベル5の可能性があると連絡を受けていたため、迅速に対応できたという。古座川町もレベル5氾濫危険警報が出てから15分後に緊急安全確保を発令した。

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「想定外」のレベル4、段階的でない情報

しかし、両町の担当者が口をそろえて「想定外だった」と語ったのは、その3時間前、午前2時に古座川に出された「レベル4氾濫危険警報」だ。この情報は「氾濫」という言葉がつくものとしてはレベル2も3も出ておらず、最初に発表されたのがいきなりレベル4だった。気象庁によると、急激な水位上昇が予測されたためだという。

この時、両町の担当者は川の状況よりも、前日深夜に出た「レベル3土砂災害警報」がレベル4に上がるかどうかを注視していた。気象庁の説明で、土砂災害はレベル3からすぐに4に上がる可能性があると聞いていたためだ。

レベル4は避難指示の目安とされる。レベル5では避難で外に出ること自体が危険な可能性があるため、レベル4の段階で全員避難を呼びかけることが重要だ。暗い中での避難は危険も伴うが、両町は午前3時までに流域の住民に避難指示を発令した。

古座川町の担当者は「段階的に上がるものかなと思っていた」と振り返る。短時間で「2」から「4」に上がるケースもあり、同様の声は他の地域でも上がった。

2日午後3時台には全国初となる…(以下、有料記事のため続きは省略)

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