29日午後6時45分ごろ、福島県沖を震源とする地震が発生し、福島県内全域で震度4を観測した。気象庁は福島県沿岸に津波注意報を発表し、津波の高さは最大1メートルと予想された。この地震による人的被害や建物の倒壊などの情報は現時点では入っていないが、沿岸部では自治体が避難指示や避難勧告を出すなど、住民に緊張が走った。
地震の概要
気象庁によると、地震の震源地は福島県沖(北緯37.2度、東経141.5度)で、震源の深さは約50キロ。地震の規模を示すマグニチュードは6.1と推定される。この地震により、福島県内ではいわき市、南相馬市、相馬市などで震度4を観測。宮城県や茨城県でも震度3を観測するなど、広範囲で揺れを感じた。
津波注意報と避難状況
気象庁は地震発生直後、福島県沿岸に津波注意報を発表。注意報は同日午後8時ごろに解除されたが、その間、いわき市や南相馬市などでは避難指示が発令され、住民が高台や避難所へ移動するなどの対応が取られた。沿岸部では漁業関係者も警戒を強め、漁船を沖へ避難させるなどの措置をとった。
原発への影響はなし
東京電力は、福島第一原子力発電所および第二原子力発電所に異常がないことを確認したと発表。また、東北電力も女川原子力発電所に影響がないとしている。現在、原発周辺の放射線量に変化はなく、安全が確認されている。
交通機関への影響
地震の影響で、JR東日本は福島県内の在来線で一時運転を見合わせた。新幹線は通常通り運行されたが、一部区間で速度を落として運転した。また、常磐自動車道では一部区間が通行止めとなったが、その後解除された。
今後の注意
気象庁は、今後1週間程度は同程度の地震に注意するよう呼びかけている。また、津波注意報は解除されたが、海岸付近では急な潮位変化に警戒が必要としている。自治体は引き続き情報収集を進め、住民に注意を促している。



