執行猶予中に無免許運転の男に拘禁刑1年実刑判決 札幌地裁
執行猶予中に無免許運転の男に拘禁刑1年実刑判決

札幌地裁は8日、執行猶予中に無免許で軽トラックを複数回運転したとして、道路交通法違反(無免許運転)の罪に問われた若本豊嗣被告(52)に対し、拘禁刑1年(求刑懲役1年6カ月)の実刑判決を言い渡した。

判決の詳細

判決によると、若本被告は運転免許を有していないにもかかわらず、2025年11月から12月にかけて、札幌市や小樽市内で軽トラックを複数回にわたり運転した。これらの行為は常習的であり、交通法規を著しく軽視するものであったと認定された。

若本被告は2023年、走行中の軽乗用車から外れたタイヤが歩行中の女児に直撃した脱輪事故を起こし、2025年4月に札幌地裁から自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)などの罪で懲役3年、執行猶予5年の判決を受け、その執行猶予期間中に今回の無免許運転を行った。

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裁判官の指摘

西功裁判官は判決理由で、「動機が賠償金を捻出するためであったとしても、正当化することはできない。常習的な犯行であり、交通法規を軽視している」と厳しく指摘。また、「前刑の執行猶予が取り消されることが見込まれる」と述べ、被告の行為を重く見た。

検察側は懲役1年6カ月を求刑していたが、裁判所は拘禁刑1年を選択。拘禁刑は2025年から導入された新しい刑罰で、従来の懲役と禁錮を統合したものである。

今回の判決により、若本被告は実刑を受けることとなり、前刑の執行猶予取り消し手続きが進むとみられる。無免許運転の常習性や前歴を考慮し、司法の厳しい姿勢が示された形だ。

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