SNS犯罪被害の小学生が過去最多167人、生成AI悪用の性的偽画像被害も深刻化
SNS犯罪被害の小学生が過去最多、生成AI偽画像被害も深刻

SNS犯罪被害の小学生が過去最多167人、生成AI悪用の性的偽画像被害も深刻化

警察庁のまとめによると、SNSをきっかけに犯罪被害に巻き込まれた18歳未満の子供は昨年、前年比80人増の1566人に上った。このうち小学生は前年比2割増の167人で、過去最多を記録した。さらに、子供を標的にした生成AI(人工知能)を悪用した性的偽画像の被害も深刻化しており、同庁は注意を呼びかけている。

中高生が全体の8割超を占めるも、小学生の急増が懸念

同庁の詳細な分析によると、SNSを通じて被害に遭った18歳未満のうち、中学生は758人(前年比43人増)、高校生は579人(同3人減)で、中高生が全体の8割超を占めている。一方、小学生は前年から31人増え、2015年の35人から約5倍に急増しており、低年齢化の傾向が顕著だ。

小学生167人の被害を年齢別に見ると、11歳が71人と最多で、12歳が57人、10歳が25人と続いた。8~9歳も14人いた。罪種別では、「不同意わいせつ」や「児童ポルノ」の被害が多かった。中高生に比べ、小学生はTikTokやLINE、仮想空間での交流アプリなど、若年層に人気のツールで相手と接触しているケースが目立つ。

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インスタグラムが最多接触ツール、投稿内容から被害に発展

子供が相手と知り合ったSNSは、「インスタグラム」の456人が最多で、「X(旧ツイッター)」は307人、「TikTok(ティックトック)」は123人だった。オンラインゲームも81人に上り、多様なプラットフォームで被害が発生している。

被害に遭った子供のうち、子供が最初にSNSに投稿していたのは7割超に上る。プロフィールや日常生活、友達募集などの書き込みから被害に巻き込まれる実態が浮かび上がっており、スマートフォンの利用の低年齢化が背景にあると同庁はみている。

生成AI悪用の性的偽画像被害、相談・通報が114件に

一方、生成AIなどを悪用した子供の性的偽画像「性的ディープフェイク」を巡る警察への相談・通報は昨年114件(前年比4件増)に上った。被害者は中学生が66件(同11件増)で最も多く、高校生32件(同15件減)、小学生6件(同3件増)だった。

加害者は「同級生・同じ学校」が約6割を占め、卒業アルバムやSNSに載った画像を悪用したケースもあった。警察庁は「厳正な取り締まりとともに、SNSなどの適正利用の広報啓発に努める」としている。

この問題は、技術の進歩に伴う新たな犯罪形態として社会全体で警戒が必要だ。保護者や教育機関による早期の啓発活動が、子供たちを守る鍵となるだろう。

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