沖縄県で16日、日本復帰から54年を迎え、基地負担の軽減を求める「平和行進」が行われた。主催者発表によると、約2000人が参加し、米軍施設周辺を歩いた。参加者は「基地のない平和な島」の実現を願い、「沖縄を戦場にするな」などと声を上げた。
行進の様子
強い風が吹く中、参加者は「基地のない沖縄を」などと書かれたはちまきやゼッケンを身に着け、2組に分かれて行進。フェンスに囲まれた米軍普天間飛行場(宜野湾市)と嘉手納基地(嘉手納町など)の周辺、それぞれ約12キロを歩いた。
基地負担の現状
国土面積の約0.6%にすぎない沖縄に、在日米軍専用施設の7割が集中している。日米間で合意された普天間飛行場の返還も実現しておらず、自衛隊の「南西シフト」による増強も続いている。
行進後の集会では、玉城デニー知事が平和の重要性を訴えた。参加者の一人で、今帰仁村に住む元高校教員の仲里正弘さん(77)は「負担は減らないどころか増えている。軍隊は戦争をするためのもので、住民を守らない。軍備増強が進めば、戦争が近づくのではないか」と懸念を示した。



